【2-3】独自ドメインの決め方・調査方法

【2-3】独自ドメインの決め方・調査方法

サーバー契約が済んだら、ブログのドメインを決めましょう。

どのようなドメインにすればよいのか、決めるときの注意点は何か、基本的な部分から解説していきます。

ドメインとは

ドメインとは、インターネットの住所のようなものです。

たとえば「tsukushijack.xsrv.jp」にアクセスすると、以下のページが表示されます。

トップページ例

レンタルサーバーは、賃貸マンションのようなものですね。インターネットは仮想空間なので、住所(ドメイン)は自分の好きなように決められます。

自分の好きな文字列を指定したドメインを独自ドメインと言います。

独自ドメインはブログ運営を続けるかぎりずっと使うものですから、最初にしっかりと決めておきましょう。適当に決めてしまうと、後悔するかもしれません・・・

ドメインの種類

ドメインには、「.com」や「.jp」などいくつか種類があります。

どのドメインが有利なのか(検索上位に入りやすいのか)気になるところですが、ドメインによる検索評価の影響はありません。お好みで決めてしまって大丈夫です。

ただし、以下の条件があります。

  • 現時点でだれも使っていないもの
  • 取得にあたって制限がないもの

すでにだれかが取得しているドメインは使えません。早い者勝ちとなります。

また、個人で取得できないドメインや、その地域に住んでいないと取得できないドメインがあります。

ドメイン条件
.co.jp法人(企業)のみ取得可
.or.jp特定の組織(社団法人など)のみ取得可
.ac.jp教育関係組織のみ取得可
.xxxアダルト関連
.us米国の市民権があるか、米国に認可されている個人・組織が取得可

制限があるドメインは個人で取得できないようになっていますので、とくに気にしなくても大丈夫です。

どのドメインがよいか迷ったら「.com」にしておけば間違いありません。

ドメインはどこで取得するのか

ドメインの取得は、「ドメイン取得代行サービス」を利用します。

サービスによって取得料金やオプション内容に若干の差はあるものの、基本的にどこで取得しても同じです(どこで取得したら検索上位に入りやすい、ということはない)。

各サービスは定期的にキャンペーンを行っており、取得料金が 1 円など破格の値段設定になっている場合もあります。

しかし、最初の料金は安くても更新料金が高いドメインもあるので、更新料は必ずチェックしてください。どのドメインでも 1 年ごとに更新料が発生します。

ドメイン最初の取得料更新料
.com1 円1,428 円
.info308 円1,791 円
.blog1 円3,364 円

※ Xserver ドメインの料金(2024 年 4 月現在)

有名レンタルサーバーはドメイン取得サービスも扱っています。エックスサーバーであれば、Xserver ドメインですね。

同じサービス内で取得すると管理や設定が楽なので、おすすめです。

エックスサーバーはドメイン代が無料

2-2】で契約した「エックスサーバー スタンダードプラン」では、サーバー契約を続けているかぎり特定のドメインが無料で使える特典があります。

取得可能なドメインは以下のとおりです。

  • .com
  • .net
  • .org
  • .info
  • .biz
  • .xyz
  • .link
  • .click
  • .blog
  • .online
  • .site

上記以外のドメインを希望する場合は別途取得費用を支払えば OK です。とくにこだわりがなければ、上記ドメインを使ってランニングコストをおさえましょう。

前述のとおり、迷ったら「.com」にしておけば大丈夫です。

以後、エックスサーバーの無料ドメインを使用する前提で解説を進めていきます。

ドメインの決め方

ドメインは【1-4】で決めたブログ名または運営者名をベースに考えるのがおすすめです。

ブログ名と全然違うドメインでもかまいませんが、できるだけ同じほうが自然ですからね。

本ガイドのサンプルネームは「ブログレイズ」としており、【1-6】で設定した Google アカウントもこの名前に紐づけています。ドメインもこの名前をもとに考えてみたいと思います。

日本語にするか英語にするか

ドメインは日本語も指定できますが、デメリットのほうが大きいのであまりおすすめしていません。

  • メールアドレスで使えない
  • 正常に認識してくれないサービスがある
  • 海外向けではない

日本国内専用で日本人のみに向けたブログならよいですけど、使い勝手はかなり悪いです。

検索評価が上がりやすいということもないため、素直に英語表記にしておきましょう。

ドメインの候補をあげる

最初にブログ名に基づいて候補をあげておきます。

サンプルネーム「ブログレイズ」だと、ほぼ限定されてきますね。ハイフンありなしぐらいです。

  • blograise.com
  • blog-raise.bom
  • burogureizu.com
  • burogu-reizu.com

ブログ名を日本語にしている場合は、そのままローマ字表記にするか、英訳にするか、バリエーションが広がります。たとえば「花と夢」というブログ名なら、以下が考えられます。

  • hanatoyume.com
  • hana-to-yume.com
  • hanayume.com
  • flower-dream.com
  • flower-and-dream.com

思いつくかぎりあげておきましょう。

ドメインの空き状況を検索する

次に、候補にあげたドメインが使えるか、空き状況を検索します。

空き状況は、どこのドメイン取得サービスでも検索可能です。ここでは Xserver ドメインを使いますね。

Xserver ドメイン トップページにアクセスして、「取得したいドメイン名を入力」に候補を入力して検索します。

エックスサーバードメイン検索

「blograise.com」は空いておらず、「.net」などは空いているようです。

blograise.com空き状況

ハイフンをつけた「blog-raise.com」だと空いていました。

blog-raise.com空き状況

ここはもう好みとなりますが、今回は「blog-raise.com」にしてみたいと思います。

しかし、本決めの前にもう一つ必ずやっておくべき作業があります。

過去の使用状況を調べる

新規取得できるドメインは、過去にだれかが使っていて手放されたものも含まれています。いわば中古ドメインですね。

もし過去にスパムサイトやアダルトサイトで使われていたようであれば、使わないほうがよいです。検索順位がまったく上がらないなど、悪影響となる可能性があるためです。

使いたいドメインを Google で検索してみましょう。検索するときは、ダブルクォーテーションで囲んでください。

例)”blog-raise.com”

blog-raise.com検索結果

Google 検索では、とくに怪しい情報は見当たりませんでした。

もうひとつ、過去のアーカイブを検索できる Internet Archive: Wayback Machine でも調べてみます。

Wayback Machine

「Wayback Machine has not archived that URL.」と表示されました。このドメインでは、アーカイブは何もないようです。

Wayback Machine 検索結果

blog-raise.com は過去にだれも使っていないまっさらなドメインの可能性が高いですね。

とくに問題なさそうなのでこのまま取得したいと思います。

まとめ

条件のないドメインであればだれでも自由に取得できますが、過去に使われていた形跡があるならなるべく避けたほうがよいと思います。

通常のサイトで使われていた場合でも、何らかの検索ペナルティを喰らって手放されたのかもしれません。

ドメインが決まったら、さっそく取得申請しましょう。

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